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hokunez「ホットショット」| 炉長短縮。でも乾燥能力は落としたくないにお応えしました !!

連続式水切乾燥炉を移設。

炉長が短くなるけど乾燥能力は変えたくない…


   乾燥炉全容

連続式水切乾燥炉の移設に伴い、スペースの関係から炉長を短くしなければいけなくなったようです。

スタンダードな乾燥方式の構造のため、炉長の短縮 = 乾燥能力の低下につながるため、攪拌乾燥に向いているホクネツ「ホットショット」をご採用いただきました。

高速熱風をワークに直接充てることは落下や衝突によるワークの損傷を誘発する恐れがあることから、炉内の噴射ノズル角度を下向きとして攪拌させることでワークに影響がないように配慮しました。


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ダクト内「ホットショット」を設置する場所が狭い

→ 特別形状の仕様にて対応しました



「ホットショット」のブロワは静圧は高めで循環空気量は少なめを採用していることから、通過空気の流速を気にしないコーナー形状が標準となっております。

今回の案件では、炉下のスペースを利用することと、極力既設のダクトを再利用することがご要望事項となっておりましたので、ストレートダクト途中に配置する特別形状型の「ホットショット」を納入しました。


① コーナー型は設置できないためストレートダクトの横から45゜の角度でバーナーをセッティング

② ダクト内流速確保のためダクトサイズを極限まで細くする

③ 燃焼炎がダクト壁に接触して焼損しないようにするための内部構造

④ ブロワインバータ制御 + ガスモーター弁制御 の組み合わせで負圧の炉圧に追従しやすいバーナの選定

⑤ 将来的に循環ブロワの増設が可能な形状で設計


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乾燥性能を維持したまま、燃費も向上しました



ワークに直接熱風を当てない攪拌乾燥方式によって炉長短縮に対して乾燥能力を維持することができました。

また、吹出温度制御 + 攪拌効果により炉内の雰囲気温度の上昇が早くなって結果的にバーナーの燃費が向上しました。

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