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塗装乾燥炉用バーナー更新工事

🔥20年目の乾燥炉。炉体はまだまだ使えるのでバーナーのみ更新

K社様は、連続式・バッチ式の計7基の塗装乾燥炉をお持ちで、20年間毎年欠かさず当社の「バーナーの定期健診」をご利用いただいています。

これまでもバーナーの通常使用による焼損で、エアウイングなどの更新をしながら使用してきましたが、いよいよバーナーケーシングのゆがみが見られてきました。

乾燥炉体自身は問題ないので、協議の結果、バーナーのみ更新することになりました。

    交換前のバーナー(海外メーカー製)



🔥バーナーダクトごとの交換するには障害が多すぎる設置環境



バーナーダクトごとの交換の場合に周辺ダクトや機器類を一時的に取外して移設する必要があり、更新工事で余計な費用がかさむ恐れがありました。

また、現在ご使用のバーナーが海外製品であり、性能については全く不満はないが、部品供給や部品価格の面で少しご不安があったようで、今回は国産メーカーでの更新というご要望もありました。



🔥バーナーハウジングダクトはそのままで、差し替えができるバーナーを選定



お客様のご要望と設置環境を考慮して、本案件では

㈱加藤鉄工バーナー製作所社製のKGD-30PM型 を選定させていただきました。

 

2炉更新されるとのことで、2式ご用意させていただきました。




🔥既設バーナーの取付部を再利用して取付



既設バーナーを取外して一部加工ののち、新しいバーナーに交換しました。

また、主制御盤とバーナー操作盤の連携のために主制御盤回路の一部変更を施しました。

      

交換後の状態は以下の通り


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🔥更新後、試運転調整を実施


更新後、各部測定・データ採取と燃焼調整を実施しました。

調整後の昇温確認・均熱制御確認(オートチューニング)も致しました。

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🔥当社担当者からひとこと

長年にわたって当社の定期点検をご利用いただくお得意先様のバーナー更新をお任せいただくことができ、お客様には感謝するとともに今後も引き続き安心してバーナーがご使用できるように精いっぱいバックアップさせていただく所存です。

ありがとうございました。

(本社・北陸ベース     吉田 尚孝)


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