エクリプス社製ガスバーナ「途中消炎」緊急修理対応
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業種大手バス製造会社 M社様
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導入サービスバーナー緊急修理対応
■ 症状
間接加熱式のバス用大型塗装乾燥炉の熱源として設置されているエクリプス社製のバーナーの温度制御が突然効かなくなり、ハイカットが作動してしまいました。
※ このお客様は、年1回の定期性能点検を15年以上受けていただいております。
■ 原因
変化する空気量に対して同じ比率でガス量を追従制御させるために使用する「均圧弁」の故障したために、低出力帯にてガス量を絞ることができず設定温度帯で制御が効かなくなったようです。
■ 処置
① 燃焼状態の確認 → 各部圧力確認及び目視診断 → MIN燃焼量が多いことが判明
② MIN燃焼時に均圧弁二次側の調整弁を絞る仮調整実施 → 正常炎を形成 → 均圧弁故障と判断
③ 均圧弁の交換
④ 燃焼調整・データ採取
⑤ 昇温及び温度設定帯での制御状態を確認 → 良好
⑥ お客様へご説明
🔥 修理担当者からのひとこと
定期性能点検をご依頼いただくようになってから15年になりますが、その間の緊急修理はほとんどありませんでした。
毎年の点検時のデータによって今回早急に原因を追究することができました。
定期性能点検において当社技術スタッフよりご指摘させていただく「交換要」や「交換推奨」の部品については故障する前に交換することが、
緊急故障による生産への影響を確実に予防する効果を生みますので、点検のみで満足せずにご指摘を受けた部品は交換または予備品を
確保いただきますようお願いします。