大型溶解炉用オイルバーナの更新

[ 納入先 ] 岐阜県 K社様
[ 納入品 ] 低圧噴霧式オイルバーナ YLP-6R (横井機械工作所社製) バルブユニット・装置制御盤・サイレントブロワ
[ 使用用途 ] 非鉄金属溶解炉

■ 40年以上使用したバーナを更新してほしい

40年以上使用している装置なので、いつの日からか自動制御部品も故障し、作業員の方が温度を見ながら手動調整にて温度を保持している状態でした。

バーナー本体に加えてバルブユニット、制御盤、ブロワも更新いただきました。

■ 高圧噴霧式から低圧噴霧式に更新

「高圧噴霧式バーナ」は、燃焼量ラインナップも豊富で、燃焼性能もよく、広いターンダウン比が確保できる優れた噴霧方式のオイルバーナーです。
ただし、油を噴霧させるための空気として工場エア(または蒸気)を多く使用するため、他の噴霧方式のバーナと比べるとランニングコストがかかりますので、当社では廃油・再生油などの特殊燃料の燃焼時と、300ℓ/h以上の大型機種が必要な案件において採用しております。

今回のお客さまにおいては、もともと再生油を使用しておられましたが現在はA重油専焼となっていること、最大燃焼量が60ℓ/h程度であること、ほかの炉でも同型バーナーを採用しておられることから、お客様のご要望もあり横井機械工作所社製の低圧噴霧式バーナー YLP型を採用させていただきました。

■ 心配された燃焼室内圧・・・

既設の高圧噴霧式バーナーは押込み燃焼が可能なので炉内圧が正圧の環境下でも使用ができますが、YLP型は密閉型ではないので、炉内圧は負圧であることが使用条件となります。

燃焼室からるつぼ室への排ガス通気口径が小さいため、燃焼室内圧が上昇することが予想されましたので、お客様に煙突の高さを追加していただきドラフトが確保できました。

試運転調整においてほぼ定格出力を確保できました。

■ 担当者より

今回は高圧噴霧式からの更新とのことで、バーナシステムと制御盤を新規設計しました。
無駄なバルブ類や、油配管予熱用の蒸気抱き込み配管なども撤去できましたので、かなりバーナー回りがスッキリした印象になりました。

既設のバーナへはバーナータイルが消耗・脱落してバーナー周囲の鉄皮が赤熱したことで周辺機器類にも支障をきたすなど大変危険な状態でご使用をされておられましたので、安全面からも更新できてホッとしております。

関西BASE | 田下