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大型脱臭炉用オイルバーナ 自動化改造工事

■ お客様ご要望

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① 屋外設置の800ℓ/h焚きオイルバーナを自動化(点火・監視・温度制御)したい

② 点火用ガスパイロットバーナを設置したい


■ 納入品目

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① 点火用ガスパイロットバーナ /  HSGB-5A1(S) ×1基 ( 58kW/中外炉工業社製 )

② サプライユニット                /  当社設計・製作品

③ 燃焼空気用CMユニット         /  当社設計・製作品

④ バーナー制御盤                   /  2面 当社設計・製作品


※ ガスパイロットバーナ選定にあたり、中外炉工業株式会社様にご協力いただきました。

※ 最大油圧1.2MPaのため、油調量弁には高耐圧・高精度の

    ホダカ株式会社様の「DU-800/LK-303」型を採用しました。

    また、ホダカ様には流量検証にもご協力いただきました。


■ 現地据付工事

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① ニ流体オイルノズルは既設品再利用のため清掃・点検

② バーナー取付フランジ部にパイロットバーナと火炎検知器を設置できるように改造

③ サプライユニット・制御盤据付、二次配線・配管施工

④ 試運転調整・データ採取


🔥 サプライユニット(左上)・制御盤(右上)・パイロットバーナ(左下)・CMユニット(右下) 設置状況

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■ 成果

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① 噴霧空気は固定でもノズルの性能が良いことから、テストターンダウン検査では

    65ℓ/h ~ 800ℓ/h ( 1:12 )の範囲で制御できることが確認できた。

    実稼働ではお客様のご指示で上限を500ℓ/h程度に調整した。

② ノズルの下限性能にまで絞ると、燃焼ファンでサージングが発生したため、当現象が

    発生しない位置での燃焼量を下限に設定した。

    (のちに、お客様にてインバータ設置により改善)

③ 自動点火、自動温度制御ができるようになり、調整のための人員が削減できた。

④ 失火時に自動で燃料遮断するため、燃焼炉内に未燃油が流出する恐れが無くなり安全性が高くなった。

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