ホームセンターなどで販売されている防犯砂利の原料を作るための焼成炉で使用されているパッケージ型オイルバーナ10基の定期点検をご依頼いただいております。

■ 検査対象機器

  オイルバーナ ／  OM-1WL × 10基 ( 九州オリンピア工業社製 ) 

■ 検査内容

① バーナー分解清掃

② 消耗部品交換

③ ファン清掃

④ 燃焼調整・データ採取

⑤ 安全装置作動検査

設置環境があまり良くないためお客様でも頻繁に分解清掃や部品交換をされておられます。

当社での点検の際も全分解して、ノズル回り、ケーシング内部、ファンローターなどに付着している汚れを清掃しています。

設置台数が多いのでお客様のご苦労も多いことかとお察しいたします。

本来はこのような環境下で使用するには適していないパッケージバーナーが採用されていますが、バーナー口が特殊なために炉メーカー様は

このバーナーを選定するほかなかったというのが現状ではないかと推測します。

当社でも特注のパッケージバーナーを検討・ご提案をして、お客様に試験的に1基だけご採用いただいて更新し運用してみましたが、思いのほか環境の影響がひどく

また作業者様が異なるバーナーに対しての対応が難しいということから現在は元のバーナーに戻しています。

今後は、ガス化のご提案や、大がかりになりますが環境に適したバーナーが他にもありますので、お客様のご負担が軽減できるような提案ができたらと考えています。

それまでは、全力で既設バーナーの性能維持のお手伝いをさせていただきます。

(本社技術 ／ 吉田 尚孝 )