対象装置/ 食品用乾燥炉 (長野県) | 納入バーナ/ 切替専焼バーナ TW-717 (コロナ社製) |
燃料/ 廃食油 ・ 13A | 納入範囲/ 販売・試運転調整 |
廃食油 と ガス を切り替えて使用ができるバーナとバルブユニットを納品、現地試運転調整を実施しました。



■ 質の悪い廃食油
今回はコロナ社製デュアルフレームバーナ TW-717-UM10 型を納入しました。
油バーナには、超音波オイルノズルUM-10を採用し燃えにくい廃食油のため、あえて従来の旋回混合方式は採用せず、特注形状のパーツ構成にて製作をいただきました。
■ バーナー仕様
納入品目 | デュアルフレームバーナ本体ASSY + バルブユニットASSY |
型式/メーカー | TW-717-UM10 / コロナ株式会社 |
油焚出力性能 | 廃菜種油 25~80ℓ/h |
ガス焚出力性能 | 13A 19~74m³/h |
制御方式 | 比例制御 (135Ω) |

■ 試運転調整の苦労
廃菜種油は取り扱いが難しく、粘性も高いため、油が霧化しにくく、調整が狂えばたちまち油滴が燃焼室に溜まって再点火し、燃焼室内が火の海になって黒煙を発してしまいます。
コロナ様のご協力のもと、混合方式を一部見直したものにパーツ変更し、何とか思惑通りに良い調整をすることができました。
■ 担当者からのメッセージ
再生油についてはこれまで廃食油から鉱物系、酸性油など色々なものに挑戦の機会をいただいてきましたが、今回はその中でも3本の指に入るくらい厄介な油でした。
再生油燃焼をご希望されるお客さまに対して、当社がこれまで最も多く採用してきたのが、コロナ社の超音波オイルバーナです。
超音波オイルノズルとは、一般的な内部混合式の二流体ノズルに近い構造となります。
これまでいろいろと納入してきた中でも、突出して霧化性能がよいことから当社では焼却炉用などでも販売させていたたいております。
再生油を燃焼させたいお客さまへぜひおすすめしたい商品となります。
本社広域グループ/ 松本(聖)