銅溶解炉(可傾炉)バーナー更新提案+工事

溶解炉バーナーは
高速推進炎+輻射熱利用+炉圧調整で
効率がぐんと上がります。

■ 以前、汎用ガスバーナーに更新されたときのお客様の苦い経験…

銅溶解可傾炉用のバーナーが老朽化により更新を余儀なくされたお客様。
以前別の炉において、既設のバーナーより20%ほど能力をUPした汎用型ガンタイプバーナに更新されましたが、結果的には溶解時間が長くなり燃費も悪化してしまったようです。

それでも我慢して使用していましたが、1年足らずで「るつぼ」が割れてしまい、バーナー更新を余儀なくされました。

■ お客様のご要望

前のバーナーように溶解時間を早くしたいが、
るつぼが局部加熱しないように均等に加熱されるような炎が欲しい。

といったものでした。

高速推進炎でるつぼの周回数を増加させながら
輻射熱の効果を得られるバーナー。
これらを網羅できるバーナーを選定しなくてはならない。

■ 炎の推進力(MAX 80m/s)があって、赤火を形成できるバーナー

炎の推進力を出すためには燃焼筒の径を細くして空気流速をUPさせる必要がありますが、ガスとの混合がよくなるためにどうしても青火になりやすい。

炎の輻射熱効果を得るためには、燃焼を赤火にして輻射熱がでやすい炎を形成する必要があるが、空気とガスの混合速度を遅くする必要があるため、一般的には柔らかめの燃焼のものが多く推進力が弱い。

この真逆の2つの条件をクリアできるコンパクトなバーナーは…

コロナパワガスバーナー「LS」ロングフレームタイプ(コロナ株式会社製)

■ 可傾炉に設置するために一部を改造

LSシリーズは燃焼部パーツとファン部パーツが分割できる構造になっていますので
後側にバーナーが出っ張らないように、それらを分割してダクトを製作して接続しました。

バーナーは均圧弁方式、調整ターンダウン比 1 : 20 にて調整しました。

制御盤の更新も含めて、工事期間は2日間にて完了しました。

■ 担当者からのメッセージ

M社の溶解炉に付帯するガスバーナーは構造上危険な部分も多くみられますが、溶解炉に特化した場合にはかなり使いやすいものであります。

当社ではコロナ社のLSバーナーを発売初期から導入し、現在の納入台数は約100台ほどの実績がございます。

LSバーナーのロングフレーム仕様は、燃焼の推進力はそのままで黄炎(緩慢燃焼)がつくれますので、るつぼの周りを勢いよく流れながらも輻射熱を出して耐火物を赤熱させ、耐火物からの輻射の恩恵も得られるようになります。

M社のバーナーからの更新をお考えのお客様はぜひご相談ください。

関西BASE 田下 大稀